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ブロークバック・マウンテン


私がこの映画を観に行こうと思った理由は
「同性愛」云々よりも
「20年近くも同じ人を愛し続ける」
という部分に惹かれたから

「なんでこいつなんだよ」
っていうどうしようもない衝動に駆られて
人を好きになってしまう気持ち

それは男同士だろうがなんだろうが
関係ない部分にあるものね

話は幻想的な愛の物語にふさわしく
前半でこの世の楽園を描いて
後半で一気に下界へと引き戻されて
60年代当時のアメリカをそのまま反映するかのように

「新しい」ジャックは未来への扉を開けようとし
「古い」イニスは頑なにそれを拒み
帰れない幻想を求め続けます

でも結局、答えが出せない

イニスが自身に抱える
同性愛=殺される、というトラウマと
別れのつらさで胸が張り裂けそうになるのを
ただの「胃痛」だと思って
それと気づくまで一年もかかってしまうような
鈍感さとがそれを邪魔するのだけれど。。。

アン・リーはまるで
女流監督のようにそんな繊細な描写を描ききって
悲恋を純粋な愛の物語に昇華させています

単に「好きになった人がたまたま同性だった」
で片付くようなテーマではありません

もう、どんな台詞にもちゃんと伏線があって無駄がない!

やはり一番唸ったのはラストの

jack,I swear・・・・

原作にはない娘が結婚を報告に来る
というエピソードを入れて意味合いをはっきりとさせています

この言葉は映画では
「ジャック、永遠に一緒だよ」
という訳で現されていますがどういう場面で使われるのか
直感でわからない日本人にはこの訳で私はいいと思います

この言葉は、教会で結婚式を挙げる二人が
「永遠の愛を誓いますか?」
という問いに神に対して
「誓います」
という宣誓の言葉として使われるのです

娘はきっと愛する人の前で
永遠の愛を誓うでしょう
では、20年前は見失ってしまったけれど
今の自分なら。。。?

今まで未来なんか目を背けて
自分の気持ちを我慢し続けたイニスが
これからも続くであろう悲愴な人生を予感しつつも
たった一人になっても
やっと確信できた愛だけを希望に抱いて生きていこうとする
そんな悲しい結末に見えました

なんか久しぶりに観た
「激しい愛」
だったなあ・・・・


人を愛するということは
自分が犠牲を払うのではない

相手に払わせるということだ

そしてそれが
自分にとっても手痛いと
いうことなのだ
| 洋画・ハ行 | 03:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
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