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殺人の追憶
おまえは、いまどこにいる?
その答えを知っているのは・・・




1980年代の韓国で実際に起こった連続殺人事件の映画化です。
しかも未解決で未だに犯人は捕まっていません。

映画化するには事件が未解決なので
ラストをどう消化するのかが疑問でした。
そしてその題材と、事件に翻弄される刑事達・・・という
ストーリー展開ですぐに思い浮かんだのは
先日のブログで書いたゾディアック

映画化の順番でいうと
こちらが2003年でゾディアックが2007年
私は先にゾディアックを鑑賞済みだったのですが
観始めてすぐにゾディアックがいかに駄作だったかを思い知りました。
犯人を特定したゾディアックと対照的に犯人を特定する訳でもない。
なのに、恐ろしく衝撃的なラスト。
ここまで作品自身に得体の知れない凄さを持つ映画は
なかったかもしれない。

人間の内に潜む、自分ですら気づかない暗い闇の中の本質
それは何も犯人だけが抱えているものではなく
ごく普通に暮らす人々達でさえも抱えているという真実を
物語中盤から見事に描き出しています。
だからラストシーンに至るまでの登場人物達に
悪い意味ではなく感情移入すらできなかった。
なぜならそれぞれの登場人物の持つ怒りや悲しみ、狂気が
表裏一体のように紙一重でつながっていたから。
すべての登場人物に垣間見る自分自身の本質の姿。
誰でもが刑事になり被害者になり犯人に成りえる可能性を秘めているという現実。

誰の心にも怪物は息を潜めている。

この事実に、「なぜ犯人は捕まらなかったのか」という
答えをぶつけています。
それ故にあのラストシーンへとつながるのでしょうか。

だから、犯人がたとえあなたの隣にいたとしても気づかない

永遠に。
| 洋画・サ行 | 20:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
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